【今使ってる歯磨き粉ほんとに大丈夫？】主な歯磨き粉成分のアレコレ
nobreco
こんにちは、ノブレコです。
皆さんは、歯磨き粉選びってどうやっていますか？
普段歯磨き粉に含まれている、成分表記など気にされていますでしょうか？
何気なく買って使っているその歯磨き粉。
実は体によくない成分が入ってる！なんてことが多々あります！
虫歯予防やホワイトニングなどで ”毎日行う口腔ケア” 毎日使う物だからこそ安心で安全な物を知っておきたいですよね！
今回は歯磨き粉に含まれる成分を分かりやすくまとめてみました。
明らかに歯や体に悪影響を及ぼす成分は赤色で表示しています。
ではでは、歯磨き粉選びの参考にどうぞご覧ください。
歯磨き粉に含まれる主な成分
歯磨き粉には歯の健康を維持するために、様々な成分が含まれています。
中には歯磨き効果を期待するがゆえに、少し過激な成分も入っていたりします。
使用感と効果が良くなる大半の要素は、化学薬品の力と言っても過言ではありません。
じゃぁ、なんでそんなものがいるのか？
以下で、化学薬品成分の役割と効果、そして健康面への影響などを見ていきましょう。
【研磨剤】（清掃剤とも言う）
研磨剤の主な成分名
- 重質炭酸カルシウム
- 無水ケイ酸（シリカ）
- 炭酸水素ナトリウム（重曹）
- リン酸カルシウム（ハイドロキシアパタイト）
- 粒状炭酸カルシウム
- 高掃除シリカ（ビーズ）
役割と効果
歯の表面の汚れを磨き落としてくれる効果がある。
歯に付着したタバコ、コーヒー、ワインなどの着色汚れや、歯垢を落とす効果もある。
健康面
リン酸カルシウムのような、根面がすり減るよなものもある。
表記に「塩」がつくようなものは、歯を溶かす作用もある。
磨き方や力の入れ具合にもよるが、歯へのダメージは多かれ少なかれある。
「知覚過敏」などの症状も引き起こす。
一定の効果を得れる代わりに、削る、溶かす、すり減るといった研磨作用がまさに諸刃の剣。
歯の大事な部分を削るため、使用には要注意したいです。
まだ歯の柔らかい子供への使用は特に避けるべき。
【溶剤】
溶剤の主な成分名
- 精製水
役割と効果
イオン成分や細菌などを、ろ過や蒸留によって取り除いた水の事をいいます。
美容や健康に悪影響を及ぼす塩素系の消毒剤が除去されています。
不純物が取り除かれた純度の高い水で、その純度は天然水とほぼ同等。
健康面
精製水は、医療、美容などにも使われており、不純物や消毒剤などが除去されているため、健康に害はないといえるでしょう。
ただし飲み水ではないです。
【湿潤】
湿潤剤の主な成分名
- ソルビット液
- 濃グリセリン
役割と効果
歯磨き粉をペースト状に保つために使用される。
ペースト状にすることで柔らかくし、口内の磨きやすさを向上させる効果がある。
また、カピカピに乾燥するのを防ぐ働きもある。
健康面
身近にも使われている成分で、グリセリンは喉の塗り薬などにも使用されているため、そこまで悪い物質ではない。
ソルビットは（糖質系甘味料）で、ブドウ糖が原料です。（遺伝子組み換えがほとんど）
WHOも「極めて毒性の低い物質」と言っているため、そこまでの心配はない。
害はほとんどないのですが、大量に飲み込んだりすると下痢を引き起こす恐れがあります。
【粘度調整剤】（粘結剤）
粘度調整剤の主な成分名
- アルギン酸ナトリウム
- カラギーナン
- カルボキシメチルセルロースナトリウム
役割と効果
歯磨き粉の成分の液体と固体の成分を結合させて、適度な粘性を与える効果がある。
歯磨き粉が、チューブの中で液体と個体に別れないため結合させておく役割がある。
カラギーナンは一般的な歯の病気に効果があるとされている。
健康面
毒性やアレルギー性はなく、食物添加物などでも粘り気を出すために使われている。
カラギーナンは、紅藻類海藻のスギノリやツノマタなどを原材料とした天然の増粘多糖類で安心。
【安定剤】
安定剤の主な成分名
- ピロリ酸ナトリウム
- エデト酸二ナトリウム
役割と効果
温度が低いなどの凍結の恐れがある場所に保管された時、凍結を防ぐ効果がある。
歯磨き粉の乾燥を防ぐ働きもある。
ピロリ酸ナトリウムはステイン（色素）除去効果もある。
健康面
エデト酸二ナトリウムは使用の安全性において「一般的に安全性に問題のない成分」という結果が出ています。
ピロリ酸ナトリウムは、接種しすぎると肝臓の石灰化や結石を起こすことがある。
血液中のカルシウムの濃度も下げてしまうため、骨粗鬆症になるリスクもある。
ピロリ酸ナトリウムが引き起こす作用は、あくまで大量に飲み続けた場合です。
毎日歯磨きで使用する程度の量であれば、飲み込んでしまっても便と一緒に排出されます。
【発泡剤】
発泡剤の主な成分
- ラウリル硫酸ナトリウム
- ラウロイルサルコシンソーダ
- ショ糖脂肪酸エステル
役割と効果
歯磨き時にシュワッと泡を出す役割。
歯磨き粉を泡状にさせ口腔内に拡散しやすくする。または成分を行き渡らせやすくする効果。
健康面
皆さんもよく聞くと思いますが、多くの発泡剤には「合成界面活性剤」が使用されています。
界面活性剤は食器用洗剤などでも多く使用されていて、汚れを落とす力が強い合成化学物です。
何が言いたいかと申しますと…
口腔内にもよくないです。
食器洗いで手がカサカサになるのもこれが原因の一つで、それを口の中に入れて磨いて擦ったらどうなりると思いますか？
その効果が強すぎる結果。
歯茎や頬、舌などの粘膜組織を剝がすことになります。
粘膜を刺激して炎症、そして、「味覚障害」を引き起こし「口臭」を強くしてしまう原因になります。
歯磨き粉にはごく微量に配合していて問題ないとされているようですが、気になる方は今すぐノン発泡剤の歯磨き粉に切り替えましょう！
泡がでると良く磨けている気になってしまいがちですが、発泡自体に汚れを落とす効果はないです。
結果的に健康面に加えて衛生面からみても、あまりよろしくない成分です。
磨けてるオレ、ワタシと優越感に浸るだけの代物と言っていいでしょう。
できるなら低発泡のもので、しっかり磨いていくのをオススメします。
【着香剤】（香料）
着香剤の主な成分名
- 商品によって様々な香りがある。
- 清涼感の出るミントやハーブと掛け合わせるタイプが主軸。
役割と効果
歯磨き粉の香料は、フレグランス的な要素が強い。
香りをつける事で、リラックス効果や歯磨き粉本来の味への嫌悪感を軽減する効果がある。
磨き終えた後の口内の爽やかさにも一役買っている。
健康面
ペパーミントなどの類品名は記載されているけど、香料として括らている事が多く、使用成分はほとんど記載がない。（どんな化学物質が使用されているか具体的にわからない）
天然成分でオーガニックな香りを使用している場合は安心感が増えると思いますが、これも記載がない場合は要注意。
得体が知れない場合で、もし心配であれば無香料なものを選ぶと良いでしょう。
※オーガニックでもハーブなんかのアレルギーを持っている方は注意が必要です。
※サッカリンNa（人工甘味料）はあまり安全とは言えないので、入っていない物を選びましょう。
香料に加えて着色剤などが使用されている場合も、身体にはあまり良くないです。
特に着色料の青１なんかはその代表例。
【有効成分】
有効成分の主な成分名
- 塩化セチルビリジ二ウム
- 塩化ナトリウム
- ビタミンE（酢酸トコフェロール）
- グリチルリチン酸
- トラネキサム酸
- イソプロビルメチルフェノール
- モノフルオロリン酸ナトリウム
- フッ化ナトリウム
役割と効果
歯肉の血行を改善し、歯周病の殺菌、歯肉の炎症を抑えるなどの効果がある。
健康面
過剰に摂取しなければ大丈夫なものです。
塩化ナトリウムなんかはただの塩です。
気になるフッ化ナトリウムはフッ素とは違いますので、毒ではありません。
フッ素とナトリウムが結合した安定した物質です。
【PH調整剤】
PH調整剤の主な成分名
- リン酸１Na
- 水酸化ナトリウム
- クエン酸ナトリウム
役割と効果
食品添加物の一つで、歯磨き粉の腐敗防止や変色防止の目的で使用されている。
酸性または、アルカリ性の度合いを調整するために用いられている。
健康面
水酸化ナトリウムは身体にあまりよくない物質です。
極力入っていない歯磨き粉を選びましょう。
【甘味剤】（甘味料）
甘味料の主な成分名
- サッカリンナトリウム
- キシリトール
- アスパルテーム
- オリゴ糖
役割と効果
人工甘味料特有の少量で強い甘味で出して味付けをする。
口腔内に唾液を出さして口内を綺麗にさせる働きがある。
キシリトールのように虫歯になるのを防ぐ効果もある。
健康面
非糖質系甘味料のキシリトールよりも、糖質系甘味料のサッカリンナトリウムに注意。
糖質系甘味料の人工甘味料は糖尿病に繋がる恐れもあります。
他にも人工甘味料は発がん性があるとか、耐糖能異常を引き起こすなど言われています。
歯磨き粉に限ってではないですが、過剰摂取は避けたいところですね。
【保存剤】
保存剤の主な成分名
- パラキシ安息香酸エチル
- 安息香酸ナトリウム
役割と効果
歯磨き粉の変質を防ぐ働きがある。
健康面
「１日の歯磨きに伴う保存料摂取量自体は、食品添加物の安全性にはほとんど関与しないと考えられる」
という研究結果があります。
また「たとえ食品でなくとも、食品と同様に挙動を捉える必要がある」と、飲み込んでしまう量からも安全性の考察が行われており、そこまで人体への深刻な影響はありません。
以上が一般的によく使用されている歯磨き粉の成分でした。
特に注意したいのがやはり、研磨剤と合成界面活性剤入りのものですよね…
歯磨き粉選びをする際には、重点的に気にしたいポイントです。
犠牲を払ってでも効果を得るのかどうかは、人それぞれでいいと思うのですが。
私は研磨剤入りと知らずにゴシゴシと磨き過ぎたため、歯を削り減らし痛い思いをした過去があります。
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☆まとめ
歯磨き粉の主な成分をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。
こうしてみると、なにやら危険な物質も含まれている歯磨き粉。
しかし、その内容を正しく理解し使用しすれば、とても役に立ってくれるものでもあります。
そして自分の歯の状態に合わせて使用していくということが重要です。
どんな成分が入っていて、どんな効果があるのか？と少し気にしながら使用してみることをオススメします。
基本的に歯のケアは、歯磨き粉を付けなくても”しっかり磨く”という事が大切。
それだけで十分効果があることは、歯医者さんも認めています。
あくまで歯磨き粉は、歯を磨くための補助として捉えるくらいで丁度よいのです。
今使用している歯磨き粉が不安になった方へ――
とにかく歯磨き粉の成分は、極力飲み込まないようにすることを心掛けましょう。
それでも添加物入り歯磨き粉の使用が心配な方は、上記でも紹介していますが、無添加といった物に変更しましょう。
※歯の着色が気になる場合は、研磨剤入りで削り落とすのではなく、歯医者さんでプロのクリーニングを受ける事を強くオススメします。
ただ高額ですので、出来れば安くて時間もかけたくない…という方は、上記のホームホワイトニング器具などの利用を考えてみるのもいいと思います。
私自身も歯の悩みには散々悩んできましたが、これを機に皆さんに参考になることがあり、お役に立てれば嬉しいです。
それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。またなん(*'ω'*)トゥース！
