【dir属性】要素内の書字方向を指定する。「HTML・属性・初心者向け」- ノブレコ

dir属性とは

指定した要素のテキストの書字方向をしていする属性です。

もしHTML文書全体にこの属性を指定すると、その文書全体の書字方向を変更することが可能です。

基本的に日本語や英語は左から右への書字方向ですが、アラビア語やヘブライ語のように右から左の書字方向を示す言語もあります、そのような場合にこのdir属性を指定します。

【使用目的】

この属性は、要素内のテキストの書字方向を指定する場合に使用します。

書字方向を指定する場合は、以下のキーワード（属性値）を記述します。

属性値	効果
ltr	書字方向を左から右に指定します。
rtl	書字方向を右から左に指定します。
auto	双方向の文字の種類によって方向の判断をします。

※ 値がautoであるときの判断方法は、その要素が親要素を持っていて、さらにdir属性によって書字方向が明示されていない場合、書字方向はその要素の親要素の書字方向を優先します。

【使用上の注意点】

① 属性値のautoは間違った判断を下す場合もあるので、この値は最終手段として使用する。

② bdi要素では、dir属性の属性値はautoの扱いとなる。

さらにbdo要素ではdir属性の指定は必須ですが、属性値にautoを指定することはできません。

【指定できる要素】

dir属性はグローバル属性のため、全てのHTML要素に指定することができます。

ですが、指定したHTML要素との組み合わせ次第では、属性の効果が発揮されないことがあるので注意してください。

実用例

■dir属性の使用例

★dir属性の記述例

★表示結果

文字方向を右から左にします。

まとめ

この記事ではdir属性についての解説をいたしました。

この属性は、テキストの書字方向を指定するための属性です。

アラビア語やヘブライ語などの書字方向を指定するときなどに便利な属性です。

もちろん要素n内だけでなくHTML文書全体の書字方向を変更することができます。

この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。またなん☺