【accesskey属性】キーボード操作によるショートカットキーを指定する「HTML・属性」- ノブレコ

HTML accesskey 解説

accesskey属性とは

キーボード操作で、目的の要素にフォーカスを当てたり、アクティブな状態にするためのショートカットキーを設定するために指定する属性です。

指定できる値はユニコード(半角英数字)1文字となり、この文字を半角スペースで区切って列挙することができます。

【仕様】HTML Living Standard

★属性の区分

グローバル属性

★対応ブラウザ

・Chrome

・Firefox

・Internet Explorer

・Opera

・Safari

【使用目的】

キーボード操作による、ショートカットキーの割り当てを変更する場合に使用します。

ポインティングデバイス等が操作できない環境でも、リンクや入力フォーム部品をキーボードのキー操作で実行したりフォーカスを当てれるようにアクセスキー(ショートカットキー)を設定するためにも使われます。

例えば、使用用途には次のようなケースが考えられます。

・キーボード操作でリンク先をショートカットキーに設定する。

・キーボード操作で入力欄をショートカットキーに設定する。

・キーボード操作でコマンドを開くショートカットキーを設定する。

またショートカットキーは複数の値を指定することで、デバイスによって最初に指定したショートカットキーが利用できなくても、2番目以降に指定した値が候補として順序に割り当てられ利用可能にすることがきます。

【実行方法】

accesskey属性で指定したショートカットの呼び出し方(実行)は、OSやブラウザによって操作が異なります。

例えばwindowsなら、[altキー]+[アクセスキー]といった呼び出し方になりますが、macでは、[cmdキー]+[アクセスキー]のようにOSによって呼び出し操作が違ってきます。

【使用上の注意点】

① 初期設定されているショートカットキーと競合しないようにする。

アクセスキーを設定するときに、ブラウザ側に既に設定されているアクセスキーとの競合は避けるように注意してください。

② ユニコードの値は厳格に区別されている。

小文字と大文字の違いは勿論ですが、ユニコードの正式化形式、正規順序により、見た目は同じように見える文字でも異なる文字として扱われるケースがあるので注意してください。

【指定できる要素】

accesskey属性はグローバル属性のため、全てのHTML要素に指定することができます。

ですが、指定したHTML要素との組み合わせ次第では、属性の効果が発揮されないことがあるので注意してください。

旧HTMLからの変更点

HTML5:指定できる要素が増えて、全ての要素にして可能になり、複数の値を指定できるようになりました。

HTML5.1:複数の値が設定できなくなりました。

HTML LS:複数の値が設定できるように、再定義されました。

実用例

■accesskey属性の使用例

★accesskey属性の記述例

HTML accesskey 基本 記述例

まとめ

この記事では、accesskey属性についての解説をいたしました。

この属性は、アクセスキーを指定するためのもので、ショートカットキーの割り当てに使います。

アクセスキーの指定の際は、ブラウザ側の主要なショートカットキーとの競合には気を付けて指定したいですね。

この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。またなん👍

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