【なぜ?】チリリリリ♪チリリリリ♪タイムキーパーがやってきた!

気温も少し下がり、だいぶ過ごしやすくなってきた今日この頃。
部屋ではクーラーを使わずとも、快適に過ごせて嬉しいばかりだ。

ところが、そんな部屋での快適な居心地を台無しにする事件がある者によって多発する。
大人しく部屋でHulu鑑賞していた時である、(チリリリリリ♪チリリリリリ♪)

その音に最初は、夏恒例である虫の合唱が外で始まったなと思い、しばらくその音をスルーしていた、しかし…
明らかに外で鳴いている虫達と音の大きさが違い過ぎる、壁越しではない透き通る音がする。

(稲川淳二風)おかしいなぁ…おかしいなぁ…まさか部屋の中に何かがいるってことないだろう…だってそこは密室で何かが出入りできる様な隙間なんてないんだから……でも確かに何かが近くに居る気配と音がするんですよ…チリリリリリ…チリリリリリ…その音は段々大きくなって近づいてくるんです…やだなぁ…やだなぁ…怖いなぁ…怖いなぁ…
余談はいいとして。
そう何かが入るスキなんてないはず、だって出かける時にドアを開ける以外は窓開放などほとんどしないのだから。(いたとしたらそいつはタイムキーパーだ)
だからまさか家の中にいるわけないと高をくくって無視を決め込むことにした。

しかし無視を決め込んで束の間、また、チリリリリリ♪チリリリリリ♪
一度気になりだすと、不思議なもので、その音ばかりに意識がいってしまう。
ダメだ…完全に居ないという証拠を掴まねば落ち着けん、ということで、その音のする方向へと近づいて行ってみることに。

音のする場所を絶対音感モドキの耳で探知、大体の居場所を特定すると洗面所の方だと判明。
しかし、音のする方へ近づいてみると、音が消え自慢の耳ジングが通用しない。
う~ん、この付近にいるのは間違いなさそうなんに…と思って足元をふと見た瞬間。

出た!!!
それは風呂場のドアの隅に身を潜めていた。(とっさに頭の中に仁義なき戦いのテーマ音が鳴り響く)てれれーてれれー♪
出会った瞬間は「G」かと疑うような黒色の見た目に思わず(ヤバい…)と一歩後ろへずらかるヘタレな私。
何を隠そう「G」が大嫌いなのだ。
その侵入を許したくないが故に、窓を開けての換気なども極力避けている程の徹底ぶり。
それから数秒間、にらみ合いが続く。
相手は虫、人外の者である奴に仁義などあるはずもなく、殺るか殺られるか…お互いそれだけの感情で、静かにけん制死合っている状態だった。

そしてしばらくして、少し落ち着いてよく見てみると、「G」じゃない?
「K」だ!
少し肩の力が抜けたけど、もう子供の頃の様に素手で捕まえる事ができなくなってしまっていた。
それもそのはず、今の私からしてみれば「K」は黒の化身である「G」をデフォルメしただけの同じ害虫カテゴリー。
「G」の生命力を削って跳躍力に極振りさせた「G」、つまり空中戦型Gと言っていい。「Gk」
そのGkの跳躍力たるや部屋の中ではGより脅威である。
跳躍力を生かした必殺技「縮地」で神速で飛び跳ね冷徹に体当たりしてくる、そのスタイルはまさに瀬田宗次郎。
見た目は宗次郎に反して、もう黒いし、キモいし、早く退治して楽になりたい。

何かで叩こうとしても縮地で回避されてしまう、こちらもティッシュを重ねた手で捕まえる神速技、天翔けるティッシュの一撃をするしかない…と対抗したが握り潰す感覚がリアルに伝わりキモってなったので断念。
高レベルな戦闘を続ける私…そしてついにロマサガ張りに閃く事に。
キラン💡「ゴキジェットプロ」
機能や見た目が少し違えどこいつは「Gk」だ、「G」の称号がついている!効くはずだ。
プシュー、プシュー、奴は洗濯機の下でバタバタ悶えている。効果抜群だ。
そして、物音がしなくなりこの死闘に無事終止符がうたれることとなるはずだった…
時間も遅かったので翌日にでも洗濯機をどかして死体の処分をしようと思っていた。

そして次の日、チリリリリリ♪…また音がする…えっ…どういうこと?二匹目?
いや、ちがう「穢土転生」してるやん…
昨晩死んだと思っていたGkが何者かによって甦らされていた。
リビングにでてきたGkを今度は容赦なく屠る(もう二度と部屋に現れないでくれ)そう願ってリビングオブデッドを再び黄泉へと返した。

数時間後…屠ったはずのGkは袋の中でチリリリリリ♪と再び音を鳴らしていた。
見た目と跳躍力こそ違うが生命力も半端ない。
もう自分ではこう断言しようと思う。

「K」は「G」だ。

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