【会社倒産】そこにベルセルクの世界を垣間見た。ガッツでも再起を図るのは想像以上に簡単じゃない。

こんにちは、ノブレコです。

実は、2021年1月で、それまで12年間勤めていた会社が倒産してしまい仕事を失いました。

コロナ過の不安定な時期に人生再構築という、大変面倒な課題を出されてしまった。
それでも何とか仕事にありつきこの6月までは仕事をしていたのだが…
なんと1月から6月までの短期で退職を繰り返す事2回。自分でも驚くこのメンタル。
中途半端に歳をとること現在39歳、これからだ、これまでだ、色んな思いが脳裏をかすめる。
だが雇い先もどんどん少なくなる中で、スパスパと未練なく切り捨てていった大バカ者がここに顕現。

今は正真正銘の無職状態。
今までの人生でこれだけ休んだ事はないが、「案外色々な事が出来て好きに時間が使える、悪くないな」という感想が本音である。
これもなにかのきっかけだ、無職なら無職とはなんぞや?という観点から事を割り切って、辛い現実と向き合いながらも、今は自分時間を謳歌してみよう!とある意味やった事のない挑戦に挑んでいる。
たまにハロワにトボトボと顔を出しては仕事の相談をしている現状。

今までは(世の中のもっともっと頑張っている方に比べればちっぽけで失礼な話しだが)私なりにも社会貢献として務め人をまっとうしてきたし、社会人として人並みに意欲的に働いてきたと思う。
うん、働くことは嫌いじゃなかった。
周りにいい仲間がいたことが何より力を発揮できたポイント。ポテンシャル引き出す上でやはり人間関係は合っているのといないとでは、天と地の差がある。
特に、シックスセンスの持ち主なら尚更である。
そうやって普通に仕事をしていたある日、噂が広まる。「会社が潰れる」
来ました来ました、予想よりは遥かに早い段階だが。待ってました震えあがる知らせ。「蝕が近い」
その情報が入ってから社員達の様子がおかしくなる、「蝕が来ること」に怯え始めていたのだ。
これから何がどうなるのかわからない恐怖で押しつぶされそうになりながら、粛々とその日暮らしで終えていく。
ほんとに「蝕なんてあるのかよ」心ではそうやって逃げていたに違いない。

そしてその時はくるのである。
「おか・ね・・げる」
社長は赤字経営に絶望し社員全員が生贄に捧げられ蝕(倒産宣告)が発動。呼び出されたゴッドハンド(株主)により社長が使徒となるための降魔の儀が執り行われる。
そして社長への供物となるべく社員達に生贄の烙印が焼き付く。
烙印が焼き付き逃げ場を失った社員達に、本社の役員ども(魔物)は更に強制労働を強いる、今まで以上に働け、最後だからこそ今までで一番の成果を出せ。と
途中で逃げた者には退職金の減額を執行。容赦なく今までの積み上げてきた年数を奪い、仕事の斡旋もしない、そして生活の困窮を与える。という脅しを更に発動!

壮絶な死闘はおよそ「蝕」が始まってから1年続く。社員たちは精神も肉体もボロボロになっていた。
あまりに悲惨なその出来事に、現実か幽世かわからなくなって虚無状態になる者もいた。
無念にも大勢いた社員達は抗う術もなく全員が生贄にされた、そして社長は見事に使徒へ転生する。
新たな使徒「シャッチョサン」誕生の瞬間。

果たして新たにシャッチョサンとなった社長の企みとは?転生してまでやらねばいけなかった夢とは?
今度は現世と幽世が混ざった社会の多様性に対応できる新生株式会社を作り、立て直しを計るつもりなのだろうか…

私はもう二度とこんな体験をしないために、抗う力が欲しい。
でも私のベッチーが発動しない、条件は満たしているのに…因果律はもう変わってるよ?
話し少しずれましたが、三浦健太郎さんこの度はお悔やみを申し上げます。ベルセルク41巻楽しみです。

話しを戻しまして。
負債を抱えている事も知っていた、経営がうまくいっていない現状も把握していた。
2、3年前から見限る事も想定していたのに、この歳になるまで会社に残ったことは自分の責任かなとも感じる。でも、これまで一緒に協力してきた仲間を見捨てて自分だけが逃げる、この選択はしなくて正解だったと思う。
メリットなんて何もないかもしれない、けど一つの事をこんな形であれやり遂げた。
この自負が私の原動力の一部になったことが嬉しいのだ。

しかし仕事探しは過酷を極める。
最近では適正試験だ性格診断だSPI試験の採用も増えている、職務経歴書の作成などは正直めんどくさくて仕方がない。

退職した1社で実際試験の体験もした(試験結果がでないので実際解けていたかわからない)
が、試験を受けさす必要あったのかな?と思うような事もある。
退職時、そこの社長さんの話で私を採用した理由が判明。(採用の件はありがとうございました)
小さな規模だが私は部下をまとめたりしていた経験もあり、「社員達の今の雰囲気や関係性を変えてくれるかと思い期待していた」との事だった。つまり人柄である。
(試、試験の結果繁栄してる?というようなとんでもない理由だったので驚きだ)
時間と労力を使ったので、その話しを聞いて何か煮え切らないものがそこにはあった。
退職理由は持病が出たことが原因で、みんなかばってくれていたけど、考え抜いてやめる決意にいたった。

ここにくるまで役8か月、時間が進むのは早い。まだまだ無職期間は更新されていきそうな予感がしている。
今日は倒産にあった事とその後入社した会社の退職話しを少し綴ってみた。
まだもう1社の退職した会社があるのだが、これについてもまた書きたいと思う。

今回の倒産劇は会社としても、苦肉の策で最終的に出した答え。
わかっている、どうしようもない。
時代の流れに乗れなくなった、古い歴史と設備で物を作り売る会社。
トカゲの尻尾切りで赤字を相殺。それでも赤は赤
私らの会社は黒字だった、ただ将来性のなさで潰され淘汰された。
再建に株主も一役かってくれたみたいだが、時すでにお寿司。
正直悔しかったな。でもこんな事もあるんだという事、体験して痛感した。
これからも犠牲になった…なんて考えず、新しいチャンスと捉えてひたすら前に進む事だけを考える。楽しく幸せに!

(この社会には人の運命を司る何らかの超越的な「金」有権者の力が存在するのだろうか。
少なくとも社員は自分の意志さえ自由にはできない)

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